あけましておめでとうございます。
昨年は景気が後退する中で、当初の計画以上の数の住まいを地域のみなさまにお届けすることができました。これもひとえにお客様、地域のみなさま、また、私たちと一緒にお客様の住まいづくりをお手伝いしているスタッフのみなさまのお力添えがあってこそと、ありがたく厚く御礼を申し上げます。
おかげさまで昨秋、発表させていただいた、当社の新しいコンセプト住宅「プライマ2010(写真)」も好評を賜り、お客様の住まいづくりにまた新たな角度からご提案ができるようになりました。これからもお客様により大きなご満足をいただけるように、前向きな商品開発とお客様視点のサービスを推進していきたいと考えています。
さて、昨年のことになりますが、東京ガスが進めている「SUMIKA プロジェクト」を見学する機会がありました。これは「より豊かで快適な暮らしのための五感で楽しむ建築と設備のトータルな調和」を提案するもので、伊東豊雄、藤森照信、西沢大良、藤本壮介の4人の建築家が考えた住宅やパビリオンを宇都宮市の3カ所の会場に展示しています。東京ガスが展開するプロジェクトであるため、冷暖房や給湯、キッチンなどの設備でガスをエネルギー源とする先進機器が使われていることはいうまでもありませんが、それぞれの建築デザインはハニカムのような多角形の構造体を使って人々が集う木陰をつくったり、箱の集合体を利用して自然と共生する住宅を考えたり、洞窟が住まいの原型と考える住宅があったり、頭上から降り注ぐ太陽の光をたっぷり採り込む住宅であったり、「住む」ということがどんなことか、改めて考えさせられる住宅モデルでした。そこには「住む」という人間の営みを建築家の鋭いまなざしで切り取って、それを実際の建築物として描く中に力強くエネルギッシュな住まいが存在していました。
私たちがお客様のご要望の中でご提案する住まいは、湘南という地域の個性的なライフスタイルをテーマにしていながらも、あくまで現代社会、あるいは現代の日本の暮らしが出発点になっています。それだけに本能ともいえる人間のプリミティブな暮らしへの欲求を大胆にカタチにした4つの建築は大きなインパクトがありましたし、同時に考えさせられるものがありました。ライフスタイルの中に暮らしをあてはめていくのか、毎日の暮らしが積み重なって自然にライフスタイルになっていくのか。どちらも正解なのです。
そんなことから今年は「ご家族がそれぞれのライフスタイルを謳歌し、毎日が快適で楽しく暮らせる」という住まいづくりのコンセプトは今まで通り変わりありませんが、仕様や構造の枠に縛られずに、お客様本来の暮らしの中からほんとうに必要とされている住まいを原点から考え、また、その敷地の環境や特徴を活かした暮らし方を提案するオリジナルな住まいにも取り組んでいきたいと考えています。
果たしてどんな住宅がつくられていくか、これはお客様がどんなご要望を私たちに提示されるかによって、大きく変わっていきます。まだ、何も予想のつかない未知の住まい。私たちも楽しみにしています。
本年もよろしくお願い申し上げます。


